お疲れさまです!
梅雨の優れない天気とジメジメジトジト感で、勝手に溶け始めている筋肉ピエロです(ヽ´ω`)
今日は何かと最近話題の細胞核オーバーロードについてお話していきたいと思います。
細胞核オーバーロードについて
まず初めに細胞核オーバーロードとは何かと言うと。
私たちの筋肉は普通細胞の数が増えないと言われていました。
1回できた細胞の数は増えないで1つ1つの細胞が大きくなり、そして筋肉が大きくなると言うように考えられていました。
しかし近年になりまして筋肉の細胞も増えると言うことが分かってきました。
その細胞が増えると言うのはどこから来たのか?新しい細胞がどこからきたのかと言うと。
筋肉の細胞の周りに衛星みたいに地球の周りに月が回っているように、衛星と言う名前の細胞(衛星細胞)英語でいうとsatellite cell(サテライトセル)と言うものがあります。
まだ実際には細胞になっていない子供の細胞で幼若細胞とも言います。
トレーニングの刺激によりその衛星細胞が融合(フュージョン)します。
衛星細胞が筋肉の本来の細胞にくっついて、もう一つその細胞が新しくなります。
若い細胞が大人の細胞になることが起こり、衛星細胞が本来の細胞になり細胞の数が増えると言うようなメカニズムが近代になって発見されました。
軽いトレーニングを毎日のように行って衛星細胞の融合(フュージョン)を促すことによって筋肉の細胞を増やすと言うものなります。
具体的には軽いトレーニングを毎日やってそれを大体1ヶ月位続けます。
1ヶ月ほど続けて行ったら1~2周間位休みます。
そうすると1ヶ月ずっと行った間に細胞の数が増えて、その後に普通にトレーニングをした時に筋肉が増えやすくなると言うメカニズムが提唱されてそれが細胞核オーバーロードと言うメソッドになります。
ただし、その衛星細胞と言うのは歳を取るとどんどん減ってしまうのです。
細胞核オーバーロードはある程度歳を取っている人は衛星細胞が少ないのであまり衛星細胞自体が増えないと言うことがあります。
若い人は毎日トレーニングしてもそれなりに効果はあるかもしれないです。
だが歳を取るとなかなかその効果を望めないと思われます。
衛星細胞の注意すべき特徴
[ad#co-1]ただし、そこまで踏まえた上で実は歳を取った人でも筋肉はどんどん増えます。
それはなぜかと言うと衛星細胞は歳を取ると減るんです実は、衛星細胞は他から持ってくることができます。
どういう事かと言うと、まだマウスでの実験なんですが肝臓の細胞が筋肉にくるんです。
肝臓の細胞が筋肉にきて、それが筋肉の細胞になると言う流れが研究により最近分かってきました。
マウスの実験によりますとマウスをずっと動かしていると肝臓が軽くなって、それは肝臓の細胞が筋肉に行ったと言うことになるのです。
そういう事もあり高齢者でもある程度は衛星細胞を増やして細胞核が増えることがあり得ます。
あり得るんですけれども、、、あくまでそれは机上の空論なので実際にはなかなか上手くいかないです。
過去の事例から考える細胞核オーバーロードの効果
過去にIRONMAN(アイアンマン)というボディビル系の雑誌でエブリタイムトレーニングと言う方法を提唱した人がいました。
そのエブリタイムトレーニングと言う方法がIRONMANに1~2年連載されてた時がありました。
10回を3セット毎日ベンチプレスとかスクワットをやって、1ヶ月やったらちょっと休むというものでまさに細胞核オーバーロードと同じような感じでした。
毎日ベンチプレスやスクワットをやり、10回3セットでそんなに追い込まない感じで毎日1ヶ月連続でやってちょっと休むというものでした。
実際にそれを試した人が結構いるんですが、1~2年で連載が無くなってしまったと言うことから分かるようにあんまり効果が無かったというのが現実です。
確かに最初の1週間ぐらいはちょっと伸びるんですが、すぐにガクンと落ちてしまうと言うことがありました。
細胞核オーバーロードの場合はエブリタイムトレーニングよりももっと軽い重量でやったりしますので、ただし軽い重量でやるとそれだけ細胞も増えにくくなり、衛星細胞が増える刺激も与えられにくいと言うこともあります。
[ad#co-1]なので結局はエブリタイムトレーニングが効果が薄かった事と同じように、細胞核オーバーロードもあまり効果が無いのではないかと考えられます。
ただ、若い人は先程も話した通り衛星細胞がいっぱいありますので、もしかしたら目をみはる効果があるのかもしれません。
なにより若い人は回復も早いので毎日トレーニングをしても効果があると思います。
毎日トレーニングをすると言うことはコルチゾールとかの様々な筋肉を分解するホルモンも増えてしまうので、増えてしまうと回復が遅れてしまうと言う意味もありあんまり声を大にしてオススメはできるトレーニング方法では無いかなと思います。
弱点克服のための細胞核オーバーロード
ただし弱点部位を克服するための方法を聞かれた時に、弱点を克服する時は強い部位をやらない。
弱点の弱いところを集中してトレーニングするということがあります。
それと同じように細胞核オーバーロードの場合も毎日弱点だけやる、強い所はやらないと言う考え方は1つ有りだと思います。
弱い部位は頻度を多めにしてやって、強い部位はあまりやらず回復力が弱いところに持っていくと言う考え方は1つの方法として有りだと思います。
今日はちょっと噂な細胞核オーバーロードについて話してみました。
①若い人はもしかしたら目をみはる効果があるかもしれない
②歳を取ってしまうとそんなに効果は期待ができない
③弱点部位を克服をするために強くしたい部位の頻度を多めにやるのは1つの考え方として有り
ぜひ参考にしていただければと思います。
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